こんにちは。
人間ドックに備えて、少しずつダイエットをしているたーさんです。
冬が近づいてくると、いつも家を出る時間なのにまだ空が暗いなんてことがあります。
朝だなんて、当然頭では分かっていても体が起きてくれていないので、武井壮さんみたいに駐車場に向かって全力ダッシュしようもんなら、アキレス腱を切るかひどい肉離れを脚に起こす最悪の結末が待っているだけです。
まずは入念に準備運動することが必要なんですが、ついつい怠ってしまいます。
さて、そんな毎朝にかつてミニコンポにタイマーをかけて、目覚ましとして朝一番にかけていた曲がありました。
INXS「LISTEN LIKE THIEVES」
80年代洋楽シーンを語るにあたって、絶対にはずすことのできないバンドの一つです。
オージーバンド特有の乾いた感じの正統派ロックに、時代に合わせたポップセンスを取り入れて、80年後半に盛り上がりをみせていました。
ボーカルがかっこよすぎ!
INXS(インエクセス)は、ボーカルのマイケル・ハッチェンスを中心にファリス三兄弟のアンドリュー・ファリス(Key)、ジョン・ファリス(Dr)、ティム・ファリス(G)、ギャリー・ゲイリー・ビアーズ(B)、そして眼鏡がチャームポイントのカーク・ペンギリー(Sax)の6人構成です。
マイケルは世界で最もセクシーな男として、卓越したステージパフォーマンスで一世風靡し、今もロック界における伝説としてその名を残しております。
その中でも特に好きなのが、1986年4月にビルボードで最高位5位までのぼった”WHAT YOU NEED"。
1985年にリリースしたアルバム「LISTEN LIKE THIEVES」からの一曲で、彼らの世界進出を果たす足がかりとなった曲です。
中学生だった私は、このかっこいいPVをみて渋谷にジージャンを買いに行ったのを覚えています。
(結局もっぱら学生服だったので、あまり着る機会はありませんでしたが)
ギターの鋭さとそれにサックスのいい味がINXSらしさを醸し出しており、そのリズムが当時の自分の歩くスピードを定めていたと言っても過言ではありません。
(学校内を学生服のツメをはずして、仲間でこの曲を口ずさみながら歩調をそろえて歩いていたもんです)
この曲はマイケルがたった5分で作ったというから、「すげえ」の一言です。
残念ながら
バンドは90年代に入ると徐々に落ち目になり、マイケルはカイリー・ミノーグとの交際で注目を集めたり、香港に移住したり、そしてドラッグに染まって1997年に自らの命を絶ってしまいます。
それからも新しいボーカリストを迎えて、なんとかバンドを立て直そうとしますが、結局2012年にかつてのような日の目を見ずにバンドは解散してしまいます。
美人薄命とはいいますが、男の彼にもそれが当てはまるのでしょうか。
ここまで生きてこれた自分は決してセクシーでもかっこよくもありませんが、でも長生きできているのであればそれでいいや、なんて負け惜しみっぽく言っているたーさんでした(終)